プラセンタとは・・・・
いつまでも若々しい美しさを維持したい!これはすべての女性の望みではないでしょうか。
しかし、悲しいかな、例外なく誰しもが歳をとり、容貌も衰えます。
でも、時間の流れを緩やかにできるとしたら、どうでしょう。
近年、美容成分として注目される「プラセンタ」は、美肌とキレイのサポーター。2000年前から愛される不老長寿の妙薬として使われてきました。そのプラセンタの効果をしっかり取り入れる方法を紹介します。
35歳はカラダの曲がり角、42歳からは下降曲線へ
早めに手を打って“若さ”をキープする
昔から漢方の世界では、“女性は7の倍数で歳をとる”といわれ、7の倍数歳は女性にとっていわゆる衰えの転換期でもあります。お肌の曲がり角は25歳ともいわれますが、本当の女性の曲がり角は7×5の35歳。
お肌だけではなく、カラダの内面が衰え始めるのが、この35歳です。見た目の衰えはさることながら、基礎代謝の低下、疲労回復力の低下、胃腸機能の低下、ホルモンの低下など、全身さまざまなところで“低下”が始まります。
さらに7×6の42歳ともなれば、一気に下降曲線へ…。カラダの“低下”が加速します。一度下りはじめた下降曲線は早めに手を打たねば一気に老化ということも…。
できるだけ早く、下降曲線をゆるやかなカーブに変えましょう。
“不老長寿の妙薬”と呼ばれた「プラセンタ」
歴史に裏付けされた効果とは?
アンチエイジングとはまさに、下降曲線をゆるやかにすること。
漢方の世界では、この下降曲線をゆるやかにする漢方薬のことを“補腎薬”と呼びます。その代表格が、いま話題の“プラセンタ”です。
プラセンタとは、哺乳動物の胎盤のことで、胎児の生命を維持し、成長を促す大切な働きを担っています。ですから、生体に働きかける多彩な作用が期待できるのです。
でも、プラセンタが、実は“2000年前から愛用されている”ことをご存知の方は少ないのではないでしょうか。
プラセンタはもともと漢方の世界では「紫河車(シカシャ)」と呼ばれ、中国の皇帝たちに珍重されてきました。
作用も穏やかなことから、カラダの弱い女性やお年寄りの疲労回復や体力の増強、虚弱体質の改善、さらに不妊症の改善など昔から幅広く使われてきました。
美肌とキレイのためのプラセンタ、現代医療にも
昔から漢方の世界では有名だったプラセンタですが、現代では研究が進み、いろいろなことが明らかになりました。医
療機関で処方される注射薬は、プラセンタ療法として肝疾患や更年期障害、乳汁分泌不全などが保険適用になっています。
さらに、抗炎症作用、抗ストレス作用、基礎代謝向上作用、内分泌調整作用、自律神経調整作用、免疫賦活・調整作用、強肝・解毒作用などさまざまな薬理作用から漢方の世界だけでなく現代医療の世界でも幅広く使われるようになりました。
そして今一番注目されているのが、プラセンタの「美肌作用」です。
プラセンタには、たんぱく質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルなど美肌の素となる5大栄養素が豊富に含まれているだけでなく、最近では皮膚科の領域でも、“エイジングケア”や“シミ対策”、季節や体調により揺らぎやすい肌の“肌質改善”などにも有望とされ、プラセンタが積極的に使われるようになりました。
年齢を重ねても若々しく美しい肌を保ち続ける上で重要な要素が「血行促進作用」「抗酸化作用」そして「線維芽細胞増殖作用」の3つ。
実は、素晴らしいことにプラセンタはこの3つの要素を全て兼ね備えた、まさに美薬。
皮膚科の専門医が多用するのも納得です。
エゴマオイルとは・・・
えごま油とは、シソ科の一年草「えごま」の種子を搾ってとった油です。
えごまは、葉は香草として使われ、実は油をとるのに使われます。
韓国料理店などで葉で焼き肉を巻いて食べたことがある方もいるかもしれません。 シソにそっくりなので日本では「しそ油」と呼ばれることもあります。
名前は「しそ油」なのに中身はえごまの実の油…なんだかちょっとややこしいですね。
東北では「ジュウネン」と呼ばれていますが、その謂れには「食べると10年長生きする」 「10年保管していても播けば芽を出す」といった説があるようです。
えごまの効能や生命力は昔から知られていたのですね。
えごま油が「身体に良い」と言われる最大の特徴は、「α-リノレン酸」というオメガ3系脂肪酸を豊富に含むこと。
同じようにα-リノレン酸を含むといわれる食品に「亜麻仁油」があり、混同されている方やどちらを選べばよいか迷っている方も多いようです。
「亜麻仁油」と「えごま油」にはどんな違いがあるのかを調べてみました。
α-リノレン酸の量はほぼ同じですね。
亜麻仁油には女性ホルモンに似た働きがある「アマニリグナン」という成分が含まれるため、更年期障害の改善などに利用されることもあるようです。
えごま油に含まれる「ロスマリン酸」には抗炎症作用、抗酸化作用がありアレルギー反応を抑える効果があるとされています。また「ルテオリン」には抗肥満効果があるそうです。
味や風味は感じ方に個人差もあり、製品によっても大きく変わりますので、一度好みに合うかどうかを試してみて、お好きな方を選ぶとよいでしょう。
亜麻仁油 | えごま油 | |
---|---|---|
成分 | ・α-リノレン酸は57g(100g中) ・アマニリグナンを含む | ・α-リノレン酸は58g(100g中) ・ロスマリン酸、ルテオリンを含む |
味・風味 | ・青いナッツのような独特の味と香り ・ほのかな苦味がある | ・亜麻仁油よりもマイルドな香り ・まろやかなコクがある |
アルガンオイルとは・・・
アルガンオイルとは、「アルガンの木の実」からとれるオイルのことです。
◎特徴
アルガンツリーはモロッコの、過酷な環境下に自生している木です。気温は50℃近くにもなり、雨はほとんど降らない地域ですが、根は地下30m程にも伸びていて、そこから水を吸っています。8000万年も前からアフリカの地に生息していると言われています。
◎ベルベル人の生活に密着
モロッコの半数ほどがベルベル族で、彼らがアルガンの実からオイルを作ります。アルガンオイルはベルベル人の生活に古くから密接にかかわっています。アルガンツリーは棘があるので、自然落下した実を拾い集めてオイルを抽出します。
◎ビタミンEが豊富
アルガンオイルの一番の特徴はビタミンEが豊富なことです。オリーブオイルの4~10倍に及ぶと言われています。ビタミンEは天然の防腐剤ともいわれ、抗酸化作用や血行促進、肌のターンオーバーを早めたりする効果があります。
◎アルガンオイルの効果効能
皮膚軟化作用、保湿作用、エモリエント効果、抗酸化作用など
◎アンチエイジング
天然のビタミンEが豊富なことから、アンチエイジングにとても効果的です。活性酸素を除去してくれる、その他の抗酸化物質(ビタミン、ポリフェノールなど)も多く含まれています。
◎保湿作用
アルガンオイルは肌の奥に浸透します。肌の各角層の間にある細胞間脂質に作用し、水分と油分のバランスを保つ作用があります。
◎エモリエント効果
エモリエント効果は肌を柔らかくし、水分を保ち、栄養分を吸収しやすくする効果です。アルガンオイルはこの効果に優れています。
◎肌細胞を活性化する
アルガンオイルは細胞を活性化させ、新陳代謝を高め、肌のターンオーバーを正常にします。これはアンチエイジングにもつながります。
◎肌のキメを整える
アルガンオイルでのマッサージは、角質を取り除き、肌を健康に保つので、肌のキメが整い、美白にもつながります。肌の弾力も取り戻します。
◎頭皮ケアに最適
アルガンオイルは頭皮やヘアケアにも有効です。数滴たらして頭皮マッサージをした後にシャンプーすると、毛穴の汚れが取れ、頭皮を健康に保たせてくれます。
◎ヘアケアにも
ヘアパックに混ぜたり、少量をセットするときやドライヤー前に髪にすりこむことで、髪に適度な油分と栄養補給ができ、髪をさらさらに保つことができます。
◎顔のマッサージ
フェイスマッサージをすることで、肌のキメを整え、保湿し、ターンオーバー正常にします。成熟肌やニキビ肌にとてもいいです。適量をとり、顔全体を優しくマッサージします。マッサージのやりすぎは、逆にニキビを増やしてしまう可能性もあるので、頻度に気を付けてください。
◎クリームやローションに
マッサージより手軽にできるスキンケア方法は、化粧水やクリームに1,2滴混ぜて、通常通り使う方法です。アルガンオイルを材料にして、一から作るれば、栄養素をふんだんに使ったものになるのでお勧めですが、使っている化粧水やクリームに混ぜるだけでも効果的です。お試しください♪
ラノリンオイルとは・・・
羊の毛に付着している分泌脂質を精製したもので、コレステロールや分岐脂肪酸など、人間の表皮脂質に似た成分が多く含まれています。肌の弱い人でも使用できる安全な成分で、羊牧の盛んなニュージーランドやオーストラリアでは一般的に使用されているクリームです。ニュージーランドの羊の毛狩り職人の手は非常にスベスベで綺麗なのも羊毛脂が影響しているそうです。
●歴史
羊毛工業が19世紀にイギリスのヨークシャー州を中心とした中・北部地区で目覚ましい発展を遂げる中で、その洗毛廃液からウールグリースを回収し精製したものを、ラテン語でwoolを意味するLannaにちなんでラノリン(lanolin)と命名したことからラノリン工業が発展しました。
●効果
◎美肌効果!
ラノリンは肌から水分が逃げるのを防いでくれるため、お肌に潤いを与えてキメを整え乾燥を防いでくれます。乾燥した肌や荒れた唇に塗るだけで、スベスベ肌になれるようです。
◎お肌がモチモチに!
ラノリンには乳化作用があるため、皮膚の表面に天然の皮脂膜を作る事で、乾燥や紫外線からお肌を守り、しっとりとしたお肌を保つことが可能です。お肌の角質層の水分量を増やすだけでなく、柔軟作用もあるため、お肌を柔らかくして、肌ざわりの良い赤ちゃんのようなモチモチ肌を手に入れることが可能です。
潤い効果が抜群なので、小じわ対策にも効果的です。
◎髪のキューティクルを保護!
パサつく髪が気になる方にもラノリンオイルは非常に効果的です。髪を柔らかくして、潤いのあるしなやかな美しい髪に仕上げてくれます。
◎特にこんな方に・・・
母乳育児の困った「あるある」のひとつに、「乳首が傷つく」というトラブルがあります。赤ちゃんに吸わせないといけないけれど、授乳のたびにヒリヒリ……。
そんなときに乳首を保護する、赤ちゃんが口にしても安全なオイルが「ラノリン」です。
一般的に乳液や美容液、口紅などコスメの原料として使われていますが、吸着精製されたラノリンが、赤ちゃんに噛まれて傷ついた「乳首の保護クリーム」として授乳中のお母さんたちに愛用されているのです。
ラノリンは塗ると皮膜をつくる天然のコーティング効果があるので、水仕事の前に塗れば手荒れ防止に。潤いを閉じ込めるので、乳液やクリーム、リップクリーム代わりに使ってもよさそうです。
なお保水力は「自重の200~300%の水分」を包み込むことができるというすごいパワー。潤いラッピング効果のある成分といえばワセリンやグリセリンがポピュラーですが、ラノリンは水にも油にもなじみやすい性質があることから、より保湿効果が長く続くといわれています。
羊から採れた天然保湿成分”ラノリン” みなさんもスキンケアに是非試してみて下さい。
アーモンドオイルとは・・・
アーモンドオイルは、古代ギリシャの時代から重宝されていたオイルといわれていますが、名前の通りアーモンドの種子を原料としている植物性の天然オイルのことを指します。
●特徴
・栄養価が豊富
アーモンドオイルには抗酸化作用があるビタミンEが豊富に含まれているため、身体中の酸化を防いでくれるので老化の予防に効果的ですし、シミの抑制やアンチエイジング効果が期待できます。
他にも、マグネシウム、カリウム、亜鉛、鉄などのミネラルも豊富に含んでいるので、女性の身体を整えてくれますし、貧血予防にも一役かってくれます。
それに赤ちゃんの発育に大切な葉酸も豊富なため、妊娠中の方にもおすすめです。
・酸化しにくい
アーモンドオイルの特徴のひとつに「酸化しにくいオイル」であることが挙げられます。
酸化しにくいオイルの場合、室温が30度以上にならない暗所であれば常温で保存する事が可能になりますが、長期での使用を予定している場合は、冷暗スペースでの保管をおすすめします。
また、使用期限の目安ですが、ラベル表示されている未開封期限の1/4~1/5程度が開封後の使用期限となりますので、一度確認しておくと良いでしょう。
・低刺激
アーモンドオイルは敏感肌の方はもちろん、赤ちゃんの肌にも使えるほど低刺激なオイルです。顔や頭皮、ボディマッサージなどに使うのに最適で、安心してお使いいただけます。
●効果
◎美白効果
メラニン細胞がシミの原因になることは聞いたことがあるかと思いますが、アーモンドオイルには、メラニン細胞を作るために必要なメラノサイトの育成を抑制させる効果があります。
それに、紫外線を浴びることによってメラニンを黒くするとされる、チロシナーゼと呼ばれる酵素の働きも抑制する効果があるため、シミ対策や美白効果にも期待できるのです。
◎毛穴対策効果
アーモンドオイルは、皮膚の表面だけではなくゆっくりと真皮まで浸透するため肌が柔らかく、潤いを感じられるようになりますが、同時に古くなった細胞を除去してくれる働きもあります。
アーモンドオイルに含まれる脂肪酸の働きによるものですが、これによって毛穴の黒ずみや皮脂汚れを取り除くため、毛穴の引き締め効果も期待できます。
◎エモリエント効果
アーモンドオイルには、「肌を柔らかくする」「皮膚に潤いを保たせる」「栄養成分や水分を肌の中に閉じ込めてくれる」などといった「エモリエント効果」が優れています。肌がしっとりしてハリも出るため、乾燥肌の人には特におすすめです。
◎髪の毛の保湿効果
通常、髪の毛の表面には魚の鱗のように重なった状態のキューティクルが存在します。
キューティクルは髪の毛の水分を保ってくれる役割がありますが、壊れてしまうと輝きが失われ、ゴワゴワした手触りになってしまいます。
アーモンドオイルには、キューティクルを作るのに大切なオメガ9脂肪酸という成分が含まれているため、潤いのある美しい髪を目指せるということなのです。
この他には、様々な使い方や効果があるようです。
一つあるととても便利です♪
アーモンドダイエットとは。。。
アーモンドを食べるだけの減量方法です。
事実、慶應義塾大学医学部の井上浩義教授は、自身の著書『アーモンドを食べるだけでみるみる若返る!』の中で、毎日1日25粒のアーモンドを食べた男女8名が半年で3~4kgの減量成功した、という実験結果を紹介しています。
アーモンドを好きなタイミングで食べられて無理な食事制限もないうえ、便秘解消やシミ、そばかすの改善など美容効果が見込めるため、「3食きっちり食べながら老けずにきれいに痩せたい!」という方にぴったりのダイエット方法です!!
アーモンドにダイエット効果がある理由とは。。。
●糖質の吸収を穏やかにする
アーモンドは、糖質の上昇を穏やかにする働きが見込めます。うどんやパスタ、親子丼、ラーメンといった炭水化物を多く含む食事を摂る前には、アーモンドを数粒食べておけば、食後の血糖値の上昇をおさえることができます。
血糖値が急激に上がると脂肪の分解を助けるインスリンの分泌が追いつかず、体に脂肪がつきやすくなってしまいます。そのため、炭水化物の多いものを食べるときや時間がなくて早食いをするときは、食前にナッツを食べておきましょう♪
●満腹感を得やすい
アーモンドは硬めの食感で咀嚼回数が増えるため、満腹中枢が刺激されて少量でも満腹感を得ることができます。一度に食べる量と摂取カロリーが減るため、無理なく減量できるのです。
●腸内環境が改善される
アーモンドは、100gあたり10.4gの不溶性食物繊維を含んでいます。水分を吸収して便を柔らかくしたり、腸を刺激したりするため、毎日食べ続けることで腸のぜんどう運動が活発になり、便通の改善が見込めます。
また、腸内環境が改善されることで体内の老廃物が排出されるため、ニキビや吹き出物といった肌トラブルも解消できます。
●腹持ちが良い
アーモンドの食物繊維の含有量は、100gあたりおよそ10.4g。アーモンドは、食物繊維が豊富なことで知られるサツマイモ(2.3g)、レタス(1.1g)と比べると、約9倍近い含有量を誇ります。不溶性食物繊維は消化が遅く、水分を吸収し胃の中で膨れる特性を持つことこと、少量でも満腹感を得やすいダイエットの味方です。
●肌の調子が良くなる
アーモンド100gあたり、約35gのオレイン酸(不飽和脂肪酸)が含まれています。オレイン酸はシミやシワの原因となる活性酸素を除去する働きを持つことから、高いアンチエイジング効果が見込めます。
また、乾燥で硬くなった皮膚に潤いを与えて柔らかくするため、ターンオーバーのリズムが改善し、シミやそばかす、肌のざらつきなども解消することができます。
●基礎代謝がアップする
体の基礎代謝を上げることはダイエットを成功させる一番の近道である、と言っても過言ではありません。
アーモンドが持つ豊富なビタミンEには、血管を広げて血の巡りを良くし、体の代謝を促す役割があります。さらに、オレイン酸(不飽和脂肪酸)が血中の悪玉コレステロールを減らして血液をサラサラにするため、基礎代謝アップによって大きな減量効果が期待できるのです。
●アーモンドダイエットの注意点
食事の前に軽く何粒か食べるだけで、減量もできて美肌も手に入れられるという一石二鳥なアーモンドダイエット。しかしながら、食べる量やタイミング、選ぶ商品を間違えてしまうと、生活習慣病や肌荒れを引き起こす可能性もあります。そのため、アーモンドダイエットをはじめる際は、以下の項目に十分注意しましょう。
体への糖の吸収をおさえて痩せやすくすることが目的のアーモンドダイエットなのに、必要以上にカロリーを摂取してしまうと思うように減量できないかもしれません。摂取量にはくれぐれも注意しましょう。
●食べるのは食事の1~2時間前
アーモンドを食べるベストな時間は、食事をする1~2時間前です。
食物繊維は体内に取り込まれてから1時間~1時間30分後に水分を吸収して膨張し、その後3~5時間ほど胃の中に滞在するといわれています。
●味付きアーモンドは控える
塩や砂糖、シナモンなどの味が付いたアーモンドは避けましょう。ついつい食べすぎてしまい、塩分や糖分の過剰摂取によって体調不良を起こしてしまうかもしれません。味の付いていない素焼きアーモンドや無塩アーモンド、もしくはローストアーモンドがおすすめです。
ギーについて♪
万能なオイルとして今再注目を浴びているギーについて取り上げてみようかと思います♪
名前 ギー、Ghee
原料 バターから作られる
香り ギー独特の香り
色 黄色
酸化 酸化しにくい
浸透力 浸透しやすい
肌質 全ての肌質
部位 フェイシャル、ボディー
注意点 食用として摂りすぎに注意
ギーの代表成分
主な脂肪酸
飽和脂肪酸 72.4 %
一価不飽和脂肪酸 18.6%
多価不飽和脂肪酸 9 %
リノール酸 5.38 %
α-リノレン酸 3.7 %
ギーの特徴
アーユルヴェーダの万能オイル
ギーはアーユルヴェーダで万能オイルとして何千年も利用されてきました。インドの他にもアフリカやアジアの一部の地域でも利用されてきました。バターから(本来は牛乳から)不純物を取り除き、純粋な油分にしたものをギーと言います。
●特徴
乳糖不耐性の人も大丈夫です。
乳製品は乳糖不耐症の人は体が受け付けませんが、ギーは純粋な油分なので、乳糖不耐症の人も利用できるのが素晴らしいです♪
中鎖脂肪酸が多い
ギーは飽和脂肪酸が大半を占めますが、ココナッツオイルのようにその中でも中鎖脂肪酸が多くを占めます。飽和脂肪酸は摂りすぎに注意が必要ですが、中鎖脂肪酸は結合が短いため、直接肝臓に運ばれて素早くエネルギーになります。そのため体に負担がかからず、脂肪となりにくいとても優秀な脂肪酸です。
ブチル酸が豊富
ブチル酸はバターに多く含まれる脂肪酸のひとつで、ギーの特徴でもあります。ブチル酸は、ビフィズス菌などの善玉菌を増やす働きがあります。また、T細胞という免疫細胞を増やす働きがあると言われていますので、免疫機能の向上も期待できます。
ビタミンA, D, Eが豊富
ギーには脂溶性のビタミン、特にビタミンA, D, Eが豊富です。これらは肌や目、体の健康に欠かせない栄養素です!!
長期間保存できる
ギーはバターと違い、純粋な油分です。不純物が無いこと、脂肪酸は飽和脂肪酸がメインであること、またビタミンEも豊富なことから酸化しにくいです。長期間保存できるオイルのひとつです。
ギーの効果効能
バターに多く含まれるブチル酸(酪酸)が豊富なギーは、免疫機能に働きかけます。免疫細胞の一つであるT細胞を増やす働きがあります。T細胞の働きはウイルスから体を守ったり、癌細胞から体を守ったりと様々な免疫機能に関わります。ブチル酸だけでなく、免疫にかかわる大切な成分であるビタミンDも多く含まれているようです。
炎症やアレルギーの緩和
T細胞の働きの一つに、炎症やアレルギーを抑える働きがあります。ブチル酸が豊富なギーはそのT細胞に働きかけるので、アレルギーの症状を緩和させたり、炎症が原因の不調を緩和させます。
なるべくステロイドを使いたくないお子様には試してみる価値があります♪
エネルギーを供給
ギーに含まれる飽和脂肪酸は、中鎖脂肪酸が多くを占めます。中鎖脂肪酸は、長鎖脂肪酸とは異なり、結合が短いことから、直接肝臓へ行き、エネルギーに変換されます。すぐさまエネルギーとなるので、朝に、コーヒーに混ぜるとベストなようです。
脂肪がたまりにくい
また、その中鎖脂肪酸は、すぐにエネルギーになるので、脂肪分が体にたまりにくい性質がありますので、肥満になりにくいです。
善玉コレステロールを増やし、悪玉を減らす
インドの研究によると、ギーは善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らすと言われていますので、積極的に摂りたいですね。
目の不調を改善
ギーに豊富に含まれるビタミンAは、目に関わる大切な栄養素です。目の健康維持、視機能の改善に欠かせません。また、お肌にも良いようです。
抗酸化作用
ビタミンE, A, リノール酸、ブチル酸といった成分は、抗酸化作用に優れています。これらのおかげで、フリーラジカルを抑え、酸化を防止し、あの恐ろしいガンを抑制する作用にもつながります。
消化機能を促進
アーユルヴェーダの健康でとても大事な消化を高める働きがギーにはあります。
体内環境の改善にはもってこいです!!
若返り
アーユルヴェーダでは、ギーは肌の若がえりだけでなく、精神や脳の若返りにも作用すると考えられています。記憶力が改善したり、寿命を延ばすとも言われます。
その他ありすぎる効能
アーユルヴェーダで万能油であるので、ギーの効果は使い方によってまだまだ沢山あります。アーユルヴェーダではこのような作用もあると言われています。解熱、疲労回復、血行促進、強壮、傷の治癒、便秘解消、大腸炎や潰瘍の改善、鼻の不調改善・・・。
ギーの使い方
料理に
全てのドーシャに使用できるので、料理に多用されます。ピッタを増悪させずに消化力を高めてくれます。ピッタが乱れている場合は、苦味のハーブと一緒に利用します。摂りすぎはカパを増大させます。加熱に強いので、加熱料理に利用することができます。ただ、飽和脂肪酸がメインであることは変わりないので、食べ過ぎには注意してください。料理にスプーン1杯ほどをかけて取り入れるなど、少量だけでとても効果的です。
このように、いいことだらけのギーは、万能オイルの頂点ともいえそうです♪
ぜひ試してみてください♪